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カードローンに年齢制限はある?申し込み前に気をつけたい条件をご紹介

「カードローンに年齢制限はあるのか?」と気になっている方は多いことでしょう。
今回は、何歳から何歳までカードローンを利用することができるのか、具体的なカードローンの年齢制限について詳しくお伝えしつつ、申込み前に気をつけたい条件などを徹底解説していきます。

カードローンに年齢制限はある?申し込み前に気をつけたい条件をご紹介

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カードローンの年代別利用状況はどのようになっていますか?

年代別利用状況は以下の図の通りとなっています。

日本貸金業協会が2020年11月30日に公表した「資金需要者等の借入意識や借入行動に関する調査結果報告」 の45ページに記載されている、「2020年3月末時点における男女・年代別の消費者向無担保貸付残高のある人数構成比」の割合は以下の通りです。

男性(63.1%)

〜29歳 11.4%
30歳〜39歳 12.5%
40歳〜49歳 14.9%
50歳〜59歳 13.1%
60歳〜69歳 7.4%
70歳 3.4%

女性(36.9%)

〜29歳 6.0%
30歳〜39歳 6.3%
40歳〜49歳 8.8%
50歳〜59歳 7.8%
60歳〜69歳 4.6%
70歳 3.4%

上記の図を見ると、男女比では男性63.1%、女性36.9%がカードローンを使用したことがあり、男女ともに40歳〜49歳の利用割合が最も多くなっていることがわかります。

カードローンの年齢制限はありますか?

前提として、年齢制限なしのカードローンは存在しておりません。

・年齢の下限は?成人年齢の法改正はどう影響するのか

大前提として、年齢制限なしのカードローンは存在しておらず、「年齢制限なし」を謳って宣伝しているカードローンは闇金業者の可能性が高いので注意が必要です。
これまではカードローンの利用年齢制限が成人になってからと決まっていたため、20歳未満の方はカードローンを原則利用できませんでした。
ただし、2022年の4月1日から、成人年齢を20歳から18歳に引き下げる改正民法が施行されたため、2022年9月現在では18歳〜19歳のカードローンの単独契約も可能となりました。
日本貸金業協会の2020年の発表情報によれば、協会員の23.5%は、2022年4月以降に18歳~19歳を貸付対象とする旨を回答しています。
ただし、大手銀行などは変わらず20歳以上のカードローンの年齢制限を設けているようです。

・年齢の上限はあるのか?

カードローンには、消費者金融系のカードローンと銀行系のカードローンがあり、消費者金融の利用年齢上限は69歳まで、銀行系は65歳までと定めているケースが多いです。
とはいえ、ベルーナノーティスの提供する高齢者向けカードローンのように70代〜80代も利用できるサービスは存在しています。

年齢が対象外の場合はどうすればカードローンを利用できますか?

年齢制限の対象外である場合は貸付不可となるのでカードローンは利用できません。

・カードローンは利用できないのか?

前出の通り、年齢制限なしのカードローンは違法であり、闇金業者以外では提供はありません。
そのため、年齢がカードローンの年齢制限の対象外となる場合は貸付不可であるため、利用できません。
年齢制限の対象内であれば、たとえ下限・上限年齢に近くても十分な返済能力があることを証明することでカードローンを利用することが可能となります。

・年齢を偽るとどうなる?

「カードローンの年齢制限の対象外に該当する場合、年齢を詐称して審査に通したらどうなるのだろう?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし基本的に、申込みの際に必要となる本人確認書類の提出の段階で、年齢詐称だと発覚します。
万が一、カードローンを無理やり利用しようと年齢詐称した事実が発覚すると、審査に落とされるだけでなく、同じ会社のカードローンを一切利用できなくなるほか、他社のカードローンの審査にも不利になる可能性があるので絶対に年齢詐称はしないようにしましょう。

高齢者がカードローンを利用する時の注意点を教えてください。

年齢上限になった場合は追加での借入れができなくなるなどの注意点を把握しておきましょう。

・年齢上限になると追加で借入れできなくなる

万が一、カードローンを利用している最中に年齢制限の上限が訪れた場合、カードローンを利用しての追加融資を受けることができなくなることは知っておきましょう。
年齢制限の上限が訪れた後は返済のみが発生することになるので、その後に生活費などが足りなくなったり、急な医療費が発生したりして借入れを行いたくなったとしてもお金を借りることはできません。
そのため、追加融資が必要となるケースが事前に想定される際には、カードローンの年齢上限の前にまとまった融資を受けておくことをおすすめします。

・年金収入だけでは利用できないカードローンもある

年金収入だけでは利用できないカードローンもあるため、年金受給者でも利用できるカードローンを探して活用するようにしましょう。
一部の銀行系カードローンなどでは、年金収入だけで借りられる商品は存在します。
なお、年金収入だけでは利用できないカードローンの場合も、副収入を準備することで借入れを行うことができるケースもあるため、申込みの際に確認すると良いでしょう。
安心した老後生活を過ごすために副収入を準備することが非常に重要であるため、早い段階から検討しておくことをおすすめします。
具体的には、家賃収入・再雇用・再就職・パート・アルバイトなどを行うことで年金以外の副収入を得ることができます。

・高齢者を狙った闇金業者に注意

カードローンの年齢制限の上限を超えてしまった高齢者は追加融資を受けることができないため、万が一、年齢制限の上限の後に借入れが必要になった場合はパニックになってしまう可能性があります。
その結果、偽装質屋、ファックス勧誘、架空請求などに引っかかってしまい、多額の負債を背負わされてしまうケースが後を絶ちません。
カードローンを利用できない高齢者を狙った闇金業者が世の中には横行しているため、十分に注意が必要です。
また、年金を担保に借入れができる「年金担保貸付事業及び労災年金担保貸付」は2022年3月末に申し込み受付が終了しています。
それ以外の年金担保の借入れは違法であるため、十分に注意してください。

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若者がカードローンを利用する時の注意点を教えてください。

クレジットカードの現金化はトラブルの元になる可能性があるため、避けてください。

・クレジットカードの現金化はトラブルの元になる

冒頭でもご紹介した通り、2022年4月から民法改正があり、成人が18歳となりました。
その影響で、2022年9月現在の時点では18歳から、親権者の同意なしでクレジットカードを発行可能となっています。
そのような状況下で、特に気をつけておきたいのが「クレジットカードの現金化」です。
クレジットカードにはお金の借入れができるキャッシング枠と、買い物に利用することができるショッピング枠があり、クレジットカードの現金化に利用されるのはショッピング枠です。
クレジットカードで購入した商品を現金化すること自体を取り締まる法律はありませんが、多くのカード会社がクレジットカードのショッピング枠の現金化を禁止する規約を設けています。
クレジットカードの現金化を行わせようとする業者と関わると、詐欺や犯罪に巻き込まれてしまうなどのトラブルの元になるため、避けるようにしてください。

・収入に見合った借入れ・返済計画を立てる

若者の場合は、毎月稼ぐことができるお給料の金額もあまり高くないことが多く、返済に充てられる収入も限られています。
収入に見合った借入れを行わないと、返済が滞るリスクがあるので十分に注意しましょう。
万が一、カードローンの支払いが遅れてしまうと、信用機関に保管されている信用情報に傷がつき、その後の融資などに悪影響を及ぼす可能性があります。
返済計画を事前に立てて、収入に見合った金額の借入れを行い、無理のない範囲でカードローンの融資を利用することが肝心です。
まとまった金額の臨時収入があった場合には、目先のことにお金を使い切ってしまう前にカードローンの繰り上げ返済に活用しましょう。

・未成年でも利用できるカードローンは闇金の可能性あり

冒頭でもお伝えしましたが、成人が18歳以上に規定されている関係上、17歳以下の未成年はカードローンを利用することができません。
もし、「年齢制限なしのカードローン」などと謳い文句を利用している場合は、闇金業者の可能性があるので注意が必要となります。
怪しい貸金業者を見つけたら、まずは利息制限法で決められた上限金利を守っているか、貸金業登録されているかなどを確認することで悪質な業者かそうでない業者かを判断することができます。

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自分の年齢にあったカードローンの選び方を教えてください。

対象年齢、金利、返済方法、融資スピードを総合的にチェックして自分の年齢に合ったものを選びましょう。

・貸付対象者で対象年齢を確認

まずは、カードローンが設定している対象年齢に当てはまるかどうかを事前に確認しましょう。
年齢制限の対象外の場合はカードローンを利用することができませんのでご注意ください。

・金利の違い

カードローンの金利はサービスを提供している会社によって異なります。
カードローンの金利は利息制限法によって上限金利が定められており、利息制限法を超える金利は超過金利として無効と判断されます。
カードローンを利用する際には、複数のカードローン会社の金利がどれくらいかを比較して、なるべくお得なものを選ぶようにすると良いでしょう。

・返済方法

カードローンの返済方法は随時返済と約定返済の2種類があります。
随時返済はいつでも返済が可能であることを意味しており、経済的な余裕ができたり、利息削減するために多めに返済をしたりする際の返済方法となっています。
約定返済は毎月決められた期日に返済を行うことを意味しており、約定返済日に借入れ総額に応じた金額の返済を行うことになります。
無理のない範囲で約定返済を行いつつ、ボーナスが入った時などには随時返済を活用して多めに返済を行うなど、効率的な返済が可能であるかを事前に確認しておきましょう。

・融資スピード

カードローンの審査期間については金融機関によって異なってくるため、融資スピードもサービスを提供する会社によって違います。
カードローンの中には、即日に近い融資スピードのサービスもあるため、利用したい時期と照らし合わせて確認すると良いでしょう。
ただし、過去の信用情報に問題がある場合には審査に時間がかかったり、利用ができなかったりするなどのケースもありますので注意が必要です。
申込みをWEBで完結できるカードローンなどは審査が早い傾向もありますので、その点も注目してみると良いでしょう。

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カードローンの審査で見られる具体的なポイントを教えてください。

カードローンの審査では、年齢、総量規制、本人属性情報、信用情報などを確認されます。

・年齢

年齢制限なしのカードローンは存在しないため、まずは年齢制限にかからないか、年齢のチェックが入ります。
カードローンの年齢制限の下限または上限に引っかかってしまう場合は審査から落とされることになります。

・総量規制

総量規制とは、貸金業者から借入れできる金額の上限を定めた法律のことです。
2006年12月に交付され、2007年1月に段階的な施行が行われた後、2010年6月に完全施行されました。
総量規制の具体的な内容としては「借入れできるのは年収の1/3まで」というものです。
そのため、カードローンの審査の際には総量規制に基づいて、利用者の年収と借入れ金額のバランスをチェックされます。
複数機関から借入れを行なっている場合は全ての借入れ金額の総額に総量規制が適応されます。
なお、総量規制は借入れ金額の上限を定めるものですから、規制の枠内一杯まで借りられるわけではない点は知っておく必要があるでしょう。

・本人属性情報

カードローンの審査でチェックされる項目の中には、本人の属性に関する情報が挙げられます。
具体的には、職業、雇用形態、年収、勤続年数、年齢などの項目があります。
また、継続した安定収入があるか、収支のバランスは良いか、副収入があるかなどについても重要な項目としてチェックされるので覚えておきましょう。

・信用情報

ほとんどのカードローン会社は信用情報機関に登録しており、顧客の信用情報の情報共有を行なっています。
そのため、過去に延滞を繰り返している、債務整理を行なっている、複数のカードローン業者に同時申込みをしている、督促を無視し続けている、などの行動を行なっている場合は信用情報に傷がついている可能性が高いです。
このようなケースではカードローンの審査の段階で落とされることになりますので注意が必要となります。

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まとめ

今回は、何歳から何歳までカードローンを利用することができるのか、具体的なカードローンの年齢制限についてお伝えしつつ、申込み前に気をつけたい条件などを詳しく解説してまいりました。
年齢制限の下限・上限に引っかかる場合はそもそもカードローンを利用することができませんので十分に注意をしていきましょう。
なお、69歳以上の高齢者で「カードローンの上限年齢に引っかかるので借入れができない」とお悩みの方は、ベルーナノーティスの高齢者向けカードローンのご検討をおすすめします。

監修:野間 正司

賃金業務取扱主任者 3級FP技能士

カードローン、キャッシング、消費者金融の貸金業に従事して19年目。顧客応対、審査業務は10年以上の経験があり、多いときには月間約2,000件以上の最終与信決裁に携わり、顧客の様々な資金ニーズや生活を目の当たりにしてきた。顧客の返済に関するカウンセリング業務や法的手続きの相談業務、苦情相談窓口業務、コンプライアンス担当まで貸金業に関わる幅広い経験を持つ。2児のパパ。趣味はロードバイク、波乗り、トレッキング。

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